家の中で映画を見ることは今ではごく当たり前のことだと思います。テレビ番組でも放映されますし、DVDやBlue-rayといったメディアでも販売されていたりレンタルも出来ます。近年は映画館での迫力を家でもと言うことで大画面のテレビを購入したり、いくつものスピーカーを部屋に設置してホームシアターを構築し、臨場感ある音に包まれながら楽しめるようにもなりました。
ホームシアターを構築するには、大画面テレビや複数のスピーカーを用意する他にアンプなどを用意する必要もあります。通常のオーディオアンプではなくサラウンドに対応したavアンプです。各機器の接続はいくつかの方法がありますがHDMIケーブルを使うとよいでしょう。このケーブルで映像と音声を送ることが出来ます。
近年はテレビ番組でも5.1chのサラウンド音声になっていることがあり迫力ある音を楽しめるのですが、これもHDMIケーブルであれば大丈夫です。ただしテレビとavアンプがARC対応になっていなければ実現しません。対応していない場合は光ケーブルを別途使用する必要があります。ARC機能でテレビの音声を他の機器に送ることが出来るのです。
テレビの世界では4Kや8Kといった高解像度の規格にすることで細かい描写が可能になり、目の前の物を肉眼で見ているかのように画面上に映像を映し出すことが出来るようになっています。そのためテレビを大画面にした時に起こりがちな画面の粗さなどは昔のことになろうとしています。
このように高画質の映像は高解像度から来るというイメージを多くの人は持っていると思いますが、実は輝度も関係しているのです。数年前に輝度に対する規格の値が従来から拡大されました。それがHDR(High Dynamic Range)というもので、これまでの制限値を大幅に上回る値を使って画面の表示が出来ます。これまで以上に輝度にコントラストをつけることにより、さらに高画質な映像と感じることが出来るのです。
これに伴ってHDR対応の機器は次第に多くなってきており、テレビをはじめそれと接続出来るアンプ、それにブルーレイディスクレコーダーなどがあります。通常のオーディオアンプは音声を扱うものなので関係はありません。<br>映像と音声を扱うホームシアター用のアンプ(avアンプ)がそれに対応しています。