アンプについてのあれこれ
avアンプは、自宅に居ながら映画館のような迫力のサラウンドが楽しめるホームシアターの核としての役割を担います。
全ての機器を接続し、映像や音声信号の入出力や音量・音色の調整等の様々なタスクをこなしてくれるのです。
そのため、画面に映し出される映画・ゲーム・テレビ番組等の音声を、複数のスピーカーを通して臨場感溢れるサウンドとして出力する為には不可欠な存在となります。
avアンプは様々なAV機器で構成されたホームシアターのコントロールを司り、室内に最適なリスニング環境を整えてくれます。
また、アンプの中にはAM・FM等のラジオ放送が受信できるチューナー機能を内臓している機種も存在していてます。
さらに、既存のAM放送をFM帯域で同時放送することができるFM補完放送に対応しているものもあります。
その他にもBluetoothレシーバーやWi-Fi機能が搭載されているものもあるので、アンプを選ぶ際にはこのようなオプション機能にも注目してみることが大切であると言えます。
アンプ・avアンプを設置する際にやらなければならないのが音場の調整です。
テストトーンを鳴らしながらスピーカーとの距離や音のレベル等を調整することになりますが、この作業が面倒だと感じる人も多いでしょう。
また、自分が行っている調整方法が正しいのかどうかと不安に思う人も珍しくありません。
そんな悩みを解決してくれるのが「自動音場補正機能」で、この機能が付いているアンプは増加傾向にあります。
元々は海外のハイエンドAVセンター等に搭載されていた機能で、マイクを接続してボタンを押すことでテストトーンが出力されます。
出力されたテストトーンをマイクで拾い、パラメーターを調整して最適化してくれるのです。
スピーカと視聴位置の間に障害物がある場合や、左右のスピーカーの距離が異なる場合でも自動的に調整してくれるので、調整中に不安になることもありません。
そのため、部屋の模様替えを行った際にもすぐに調整できます。
このように近年のavアンプには便利な機能が搭載されていて、プレーヤーと接続する以外にも様々な役割を担ってくれます。
ユーザーがアンプを購入する際にも重視しているのが自動音場補正機能が搭載されているかどうかなので、今後ますます人気を集めることになりそうです。